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『総入れ歯(そういれば)』

どんな入れ歯か?

        全部(総)の文字通り・・・すべて歯がない口の中を補うもの。

        1本も歯が残っていないところに入れ歯

        咬む力を歯茎だけで受ける

種類

①保険義歯

金属を使用しないプラスチックの義歯

《メリット》

        ほとんどの症例で使用することができる。

        保険適応なので安価。

《デメリット》

        咀嚼能率(ものを噛む能力)が低い。(天然の歯の約1020)

        違和感が強い。

        アゴの骨がだんだんと痩せてくることで、徐々に合わなくなってくる。

(定期的な調整が必要)

        落ちたり外れたりしやすい。

 

②自費義歯

金属を使用した義歯

        保険と自費の違い(自費の利点)

 1、強度

  金属でしっかりと補強されるので丈夫。

 2、厚さ

  金属を使用することで薄くできる。

 3、熱を感じる

  金属をとおして熱を感じたり、入れ歯を小さくすることで粘膜で感じる。

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それぞれの特徴をよくご理解ください。気になった方は、スタッフに声をかけてください。 

部分入れ歯について

歯を失った時には様々な方法で補うことができます。

義歯.jpg

そのひとつとして「部分入れ歯」があります。「部分床義歯」や「局部床義歯」などともいわれます。

文字どおり、部分的に歯がない部分を補うもので

・1本でも歯が残っているところに入れ歯

・1本でも歯がなくなっているところに入れ歯

どちらも「部分入れ歯」と呼ばれます。よって様々なパターン、形態がある入れ歯です。

 

部分入れ歯の構造

様々な材質のものを組み合わせて製作してます。

①歯の部分 :人工歯(じんこうし)

主にプラスチック製の歯の形態をしたもの。硬さや色など様々なものが存在します。

②歯茎の部分 :床・義歯床(しょう)

入れ歯のピンク色の部分、歯茎の色に合わせている。 材質は主にレジン(プラスチック)

③針金・バネ :クラスプ・鉤(こう)

部分入れ歯を口の中に止めるために歯にひっかける金具。鋳造して製作する「キャストクラスプ」と針金を曲げて作る「ワイヤークラスプ」の2種類があります。

④バー・プレート :連結子(れんけつし)

床と床をつなぐ役割、金属やレジンで作られる。 

義歯.jpg

 

種類は無数

歯のなくなっている本数・歯の残っている本数

残っている歯の場所

歯がなくなった部分の顎の骨の状態

残っている歯の形

かみ合わせの歯の状態や種類

保険なのか自費なのか

クラスプを使うのか使わないのか

・・・・・いろんな条件下で組み合わせを考えて製作する必要があります。

 

部分入れ歯は多種多様です。患者さんのお口の状態に合った設計や選択が必要になります。もちろん費用をかけてより安定した快適な入れ歯を選択することで、噛めるようになります。

悩みは歯科医院で相談してみましょう。いろんな提案ができると思います。

もちろん入れ歯だけが選択肢でない場合もあります。

快適な食生活と口の中の環境づくりに歯科医師とともに取り組んでみませんか?

ブリッジとは?

歯を失った時の治療方法に「ブリッジ」という治療方法があります。

 

今回は、ブリッジについてお伝えします。

 

   <ブリッジってどんなもの?>

両隣の歯を支えにしてかぶせ物をつけ、失った歯を補う治療法です。

橋渡しするように人工の歯をいれて、歯がないところを回復します。

 

<ブリッジの利点>

        入れ歯に比べ、違和感が少ない。

        ものを噛み砕く能力がそこそこ高い。(天然歯の約60)

        保険適用の場合のものもある。

        自費診療であれば汚れが溜まりにくく、見た目が綺麗なものも選択できる。

<ブリッジの欠点>

        健康な歯を削ってしまうので、歯の寿命が短くなる。

        土台となる歯が弱い場合は、ブリッジが出来ないことがある。

        土台となっている歯に負担がかかる。

        前歯保険のブリッジの場合、表面がプラスチックのため変色してしまう。

 

 歯を失った時に歯を補う方法の一つとして、ブリッジについてお伝えしました。ブリッジにもいろいろな種類もありますし、ブリッジ以外の選択肢もあります。いいじま歯科クリニックでは、患者さん一人一人にあった治療法を提案し、ご相談して患者さんと一緒に治療方針を決めていきます。なにか気になった方は、近くのスタッフに声をかけてみてください。

クラウンとは?

クラウンってなに?

虫歯の治療などで歯を削った後に被せる人工の歯のこと。

一般的には「差し歯」や「被せ物」といった呼ばれ方をしている。

 

クラウンにはいろいろある!

みなさん「クラウン」には様々な種類があることをご存知ですか?

金属で作られたものやレジン(プラスチック)で作られたもの、セラミックで作られたものなど様々な種類があり、保険と保険外で使える材料も変わります。

残念ながら保険では使える材料に制約があります。

また、残っている自分の歯の状態によってすべてを被せるものと、自分の歯の一部を残して被せるものなどの種類もあります。

 

たとえば

銀歯を目立たないように治したいなどのご希望をあるとしたら・・・

オールセラミッククラウンや陶材焼付冠(メタルボンド)といったクラウンがあります。

 

より長持ちさせたいというご希望があるとしたら・・・

ゴールドクラウンを入れると良いでしょう。

 

費用はかけられないけど、少しでも見た目を良くできればというご希望があるとしたら・・・

保険内でも白いプラスチックの被せ物を使える場合があります。

 

材料には様々な特性があります。お口の中の環境やかみ合わせの具合などによって適応になるものとならないものは患者さん個人で変わってきます。また歯科医院によって取り扱うクラウンの種類も異なります。気になるな~と思う方はかかりつけの歯医者さんで相談することをお勧めします。それぞれに利点と欠点が必ずあります、しっかりとお口の中の状況を確認してもらって納得のいく説明や提示を受けて治療に取りかかりましょう。

 

いいじま歯科クリニックでは診療室の入口に模型の展示、待合室にはリーフレットなどを準備しています。是非ご覧ください。

インレー

<インレーとは?>
むし歯などの治療で削った部分を埋める詰め物のこと。
詰め物が歯質に取り囲まれた状態のもの。(内側性修復物)
金属やプラスチック、セラミックなどを使用して詰め物を製作する。

<種類・特徴>
当院で使用しているインレーの種類について説明します。
・メタルインレー

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  保険適応により安価
  金銀パラジウム合金・銀合金を使用
  ☆ 歯よりも硬い
  歯が欠けて小さな虫歯を再発しやすい

・ハイブリットセラミックインレー(保険外)

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      白く自分の歯に近い色で詰められるため、審美性が高い
金属アレルギーの心配がない
適度な硬さで歯に優しい
金属のインレーに比べると耐久性はやや劣る

・ゴールドインレー(保険外)

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    金合金製
適合性・耐久性に優れる
人間の歯のようにすり減ってくれるため、自分の歯を傷つけにくい
フィット感が良いため、虫歯の再発を予防できる

 詰め物の治療にも、綺麗に治すならハイブリットセラミックインレー、長持ちを期待するならゴールドインレー、費用を抑えたいならメタルインレーと選択肢があります。

気になった方はいつでも気軽にご相談ください。

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