歯並びは遺伝によるものではない!?
突然ですが、最近のお子さんの多くは歯並びに問題があるとされていること知っていますか?
そしてその悪い歯並びの原因は遺伝とされてきました。歯の大きさや顎の形などは、親から子へ遺伝するため家族間で似たような歯並びになることがあるとずっと昔から言われていました。
しかし、歯並びが遺伝する確率はたった数%程度で、悪い歯並びや顎の発達不足の原因のほとんどは指しゃぶりや爪を噛むといった癖や生活習慣によるものだということが最近の研究でわかってきました。
癖の中でも歯並びに大きく影響を及ぼしているのが、「口呼吸」、次に「舌や口唇の悪い癖」その他にも姿勢や飲み込み方などがあります。これらは日常で無意識で行われてしまっているものです。それらを治していくことで発育途中の子どもたちの歯並びや顎の発達を改善することができます。
ではなぜ親子で口元が似るのか、それは親の食べ方をマネするからです。
例えば毎日一緒にいる親が受け口で、下あごを前に出すような食べ方だった場合、子供も同じような食べ方になります。例えば親が飲み物を飲むときに口周りにぎゅっと力をいれる飲み方だったら、子供も同じような飲み方になります。
具体的にどのような癖を治していけばよいのでしょうか。
まずは「鼻呼吸を確立する」ことです。お口ポカンとしている子や大人たち、周りにいませんか?口で呼吸をしていると、舌が下がり上あごの発育に影響をあたえ、上あごが狭くなり歯並びが正しく並ぶスペースが不足します。歯並びが不足すると叢生と言われる状態や、歯が前に飛び出て出っ歯の状態になることもあります。また常に口が開いた状態なので上下の前歯がかみ合わなくなることや、顔の筋肉にも影響を与え、顔が細長くなったりする特徴的な顔つきになります。
他には舌の癖として、舌を出す、歯に押し付ける、舌が上あごについていない、などの悪い癖があると、歯に直接影響を与えたり、顎の発育を自ら妨げる原因になったりします。余談ですが、舌は筋肉です。筋肉といえば腕や脚をイメージすると思いますが、舌は脂肪もなく筋肉そのものです。筋肉の塊で前歯をぐいぐいずっと押しているとなんか歯が動きそうだなって想像がつくかと思います。ちなみに歯を動かすために必要な力はだいたい100gです、1円玉が100枚、Mサイズの卵は2つ、マックのハンバーガー1個がだいたい100gです。明らかに筋肉の方が力強そうですよね。
他にも歯ぎしりや食いしばり、指しゃぶり、悪い姿勢も歯並びに影響を与えます。
当院では、その頭蓋顔面の成長発育のピークである5~7歳のお子さんに対して、鼻呼吸、上顎につけた正しい舌の位置、正しい飲み込み方を子どもに教え、顎が本来の大きさまで十分に発達するよう導く、「MRC矯正治療」を行っています。悪い歯並びの根本的原因に働きかけることで、成長期にある子供たちの、頭蓋顎顔面の正常な発育を目的とした早期予防矯正治療です。
また定期的に歯並び勉強会を開催しています。そこでもより詳しく口腔習癖についてお話ししていますので、ぜひぜひ参加してみてください。 お電話でもご予約受け付けておりますし、このHPからでも応募できます。
最期まで読んでいただきありがとうございました。
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