ラバーダムについて
前回、お子さんの通院についてのお話をさせていただきました。
今回は、そんなお子さんの治療に行う、ラバーダム(ラバーダム防湿ともいいます)について説明していきます。
ラバーダムとはなんでしょうか?
簡単に説明すると、お子さんの歯にひっかけるゴムのカバーのことです。
上から見るとこんな状態です。
当院でも実用しているので、お子さんの治療の際に見たことがあるという親御さんもいらっしゃると思います。折り紙サイズのカバーがお子さんの歯にかけられているところを見て、驚かれる方もいらっしゃるかもしれません。
ですがこのラバーダムは、お子さんの治療を行う上でのメリットが多いのです。
⒈唾液や血液が歯につかない
唾液や血液が歯につくとプラスチックの詰め物がくっつきにくくなります。ラバーダムを使うと、唾液や血液が歯につくのを防いでくれます。
2.けがを防ぐ
お子さんは治療中にお顔をふいに動かすことがあります。また、大人より長く口を開け続けていることが苦手で、突然口を閉じてしまうこともあります。歯を削る機械をその時に使っていると、誤って頬や舌をけがしてしまい危険です。ラバーダムを使うとそれらがカバーされているため、けがを防ぐことができます。
3.水が入りにくい
歯の治療中にお口の中に水がたまってしまうことが多いですが、ラバーダムをすることでお口の中に入ってくる水の量を減らすことができます。
4.口の中に器具が落ちるのを防ぐ
ラバーダムをかけていると、万が一小さな器具や詰め物をお口に落としてしまってもお子さんが誤って飲み込んでしまう危険が少ないです。
などがあげられています。
治療する歯から隣の歯までの範囲でシートに穴をあけ、治療対象の歯がより見やすくなることもメリットのひとつです。
ただ、すべての歯科医院でラバーダムを実施しているというわけではなく、確実な乾燥、事故への配慮をしたうえでラバーダムを使わずに治療を行っている歯科医院もあります。また、当院ではお子さんの治療にラバーダムを取り入れていますが、その時のお子さんの状態(ゴムアレルギー、鼻呼吸が難しい等)、状況によっては行わないこともあります。
気になる方は担当医、当院スタッフにお尋ねください。
当院で空間噴霧している次亜塩素酸水について
当院で空間噴霧している次亜塩素酸水について
患者さんから健康被害についてご心配の声がありましたので
ご説明致します
コロナ感染症 発生以来 、次亜塩素酸水についてはメディアを通じて様々な報道がなされています
その中で その危険性を大きく報道したものがありましたが
これは明らかに次亜塩素酸ナトリウムと混同したものであります
次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムは全く別物であります
現在ではそれは 修正 報道されております
次亜塩素酸ナトリウムは消毒剤に相当しまして、人体に有害なものであります
当然空中噴霧などは避けるべきものとされています
1方次亜塩素酸水は
殺菌効果がある反面、物質に触れると直ちに 水へと変化しますので
その安全性が 認められている ものです
歯科医療領域では 、安全性が高いので 直接口腔内うがいなどにも使われています
当医院で使用している次亜塩素酸水についてはこちらを参考にしてください
https://ziaco.eco-life.tokyo/knowledge.html
当然ある種の物質ですので、噴霧された ものを 大量に直接
気管に吸入することは 、敏感な方にとっては害があるのかもしれません
それは避けた方が良いのですが
待合室では患者さん方はマスクを着用していますので
そのような現象が起こることは考えにくいと思われます
ご心配な点は 確かにそうだとは思いますが
現在のコロナ感染症の感染対策として当院では継続して行きたいと思っております
ご理解のほどよろしくお願いいたします
コロナ禍もまだまだ続くようです
そのような中で通院なさるということで、なかなか心配な点もあるかと思いますが
我々も可能な限りの感染対策を行ないながら
安全な治療を目指して参りますので
今後ともどうぞよろしくお願いします