歯科用マイクロスコープをご存じですか?
皆さんこんにちは。
いいじま歯科クリニック勤務医の渡部です。
本日は、マイクロスコープについてお話しようと思います。
はじめて耳にする方も多いと思いますが、スコープと聞くと何かを拡大するのかな?といったイメージは沸くかもしれませんね。
実物はこんな感じの装置です。
YOSHIDA ホームページより引用
エルタニス M-spec | 商品詳細 | 株式会社ヨシダ (yoshida-dental.co.jp)
見た目だけでは何に使うのかさっぱりわかりませんね。
実際にはこんな感じで使用します。
モリタ ホームページより引用
さて、この装置はどんなシチュエーションで力を発揮するのでしょうか。
使い方は、各医院さんで異なってくると思いますが、マイクロスコープが最も高頻度で活躍するのは根管治療と呼ばれる分野です。
ここで少しだけ根管治療のお話を少しだけさせていただくと、歯の中には歯髄と呼ばれる神経や血管の集まりが存在します。その神経や血管が入っているのが、根管と呼ばれる場所です。
むし歯が大きく広がって、この歯髄を侵すと、激痛が生じます。この痛みを取り除くには、虫歯と歯髄を取り除く以外に方法はありません。取り残しがあると違和感が続いたりします。
江戸川区歯科医師会より引用
しかしながら、約1㎝四方の歯の中にある歯髄は本当に小さく、肉眼ではある程度のところまでしか見えません。半分手探りのような状況で治療せざるを得ないのが、十数年前までの常識でした。
そんななか、マイクロスコープが普及し、治療の精度が大きく変化しました。根管治療3種の神器の一つとして数えられています。あと、3種の神器のあと二つは今後機会があればご紹介します。
ここまで話して、皆さんお分かりかもしれませんが、マイクロスコープは小さいものを、大きく拡大して見えるようにする治療機器です。
実際に肉眼で見た根管とマイクロスコープで除いた根管の写真を比較すると一目瞭然だと思います。
【肉眼】
【拡大率20倍】
マイクロスコープを用いることで、肉眼の約20倍(メーカーによって差があります。)の拡大率で歯の中をのぞくことができ、歯髄の取り残しや根管の見落としを大きく減らすことができ、より良い精度の治療を行うことができるのです。
当院では、2台のマイクロスコープが導入されており、複雑な根管の症例にはマイクロスコープを用いて治療させていただくことで、精度の高い治療をさせていただいております。
もし、ご興味があればいつでもお声がけください。
最後まで、お付き合いいただきありがとうございました。
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