ORF Symposium 【インプラント治療のタイミング】
こんにちは いいじま歯科クリニック 副院長の高瀬です。
シンポジウムの内容をご紹介しております
基本的な内容のおさらいというようなところですが、治療計画と診断の重要性を改めて感じる内容でした。
抜歯後の窩洞評価
〇唇側骨の厚みがKeyとなる
1㎜以上の骨は本来の骨としての機能がある
厚みがあっても骨のつながりの中で局所的に突出している部位などでは吸収が起こる
〇抜歯窩唇側の骨の唇側からは粘膜の圧が加わる。
抜歯窩が治癒するうえで薄い骨には圧が加わり、骨が吸収する
無理に力を加えることはNG
うすい骨(0.5㎜以下)にはメンブレンの使用が必要
待機埋入か即時埋入か?
〇即時埋入には2㎜の骨が唇側なることが条件
〇2㎜以下では骨吸収が生じる
〇抜歯窩の精査が必須 必ず精度の良いCTで正確に測定する
〇抜歯窩を直接精査する
〇歯根の方向を確認する
〇15~20%の骨吸収は唇側に起こることを頭に置いたうえで検討する
〇軟組織の量が充分なものか?
〇位置が審美に影響することはないか?
さまざまな条件を考慮して判断が必要
唇側骨の厚みだけで決定すると失敗する
多くの失敗は2㎜あるからと言って簡単にやってしまうケースがほとんど
これまで多くのところで伝えられてきた内容であるが、改めてここで伝えられるということは、問題が起こっているケースが多くあるのかな?と感じました。