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『インビザラインシステム導入セミナー』に参加しました

こんにちは。
いいじま歯科クリニックで勤務Drをしております渡部清人です。

先日、オンラインで開催された『インビザラインシステム導入セミナー』に参加しました。
今回は、私が学んだインビザラインの仕組みや治療の特徴について、皆さんにもご紹介します。

◆ インビザラインとは?

インビザラインは、透明なマウスピース型の装置(アライナー)を用いた矯正治療システムです。従来のワイヤー矯正と異なり、目立ちにくく、取り外し可能で、日常生活にも取り入れやすいのが大きな特徴です。

このシステムでは、デジタルスキャンによってお口の状態を立体的に把握し、3Dシミュレーション(クリンチェック)を使って治療計画を立てます。その後、治療計画に沿って段階的にアライナーを交換し、少しずつ歯を動かしていきます。

◆ インビザラインのメリットと注意点

【患者さんにとってのメリット】

  • 透明で目立ちにくい:装着していてもほとんど気づかれません。

  • 取り外しが可能:食事や歯磨きがこれまで通り行えます。

  • 比較的痛みが少ない:ワイヤーによる強い力ではなく、やさしく歯を押していきます。

  • 治療前にゴールのイメージが確認できる:シミュレーションで仕上がりを視覚化できます。

【注意点】

  • アライナーは1日22時間以上の装着が必要です。
     着ける時間が短いと治療がうまく進みません。

  • 着脱回数が多いと、アライナーの破損や治療の遅れにつながることもあります。

◆ 歯の動きはどう起きているの?

インビザラインは、「押す力」によって歯を動かします。歯に力が加わると、押される側の骨が吸収され、引っ張られる側に新しい骨ができることで、歯が少しずつ動いていきます。

移動の種類としては、

  • 傾きの調整(ティッピング)

  • 平行移動や根の移動(歯体移動)

  • 角度の微調整(トルク)

  • 歯の挺出や圧入(上下方向の動き)
    などがあります。これらを症例に合わせて組み合わせて治療を進めていきます。

◆ 対応できる歯並びの問題

インビザラインでは、以下のような症例に対応できます。

  • 歯並びがガタガタしている(叢生)
     → 歯列の拡大やIPR(歯の間を少し削ってスペースを作る処置)で対応します。

  • すきっ歯(空隙)
     → 歯列の短縮や歯のサイズ調整で閉じていきます。

  • 上下の咬み合わせのズレ(開咬・過蓋咬合)
     → 歯の傾きを利用した挺出や圧入を組み合わせます。

◆ 治療の流れ

治療はすべてデジタル化されたワークフローで進行します。

  1. 口腔内スキャナー(例:iTero)でスキャン

  2. 3Dシミュレーションを用いた治療計画の作成

  3. 最終ゴールを設定し、アライナーを設計・製作

  4. 患者さんご自身でアライナーを段階的に交換

  5. 定期的に経過をチェックしながら調整

これにより、従来の印象材を使った型取りが不要になり、より正確でスムーズな治療が可能になります。

◆ 症例の選び方と導入のポイント

セミナーでは、インビザライン導入にあたっての症例の選び方も解説されていました。

🔰初めて取り組む場合は軽度の症例から

  • 非抜歯の症例

  • 臼歯関係がClass Iの症例(正常に近いかみ合わせ)

  • 軽い叢生やすきっ歯など

💡経験を積むと対応できる症例が広がる

  • 抜歯症例

  • 顎間ゴムやスクリュー併用症例

  • 重度の歯列不正や骨格的な問題を含むケースも

最初の症例では、症例評価サービスや専用アプリの活用が推奨されており、安心して導入できるサポート体制が整っています。

◆ 最後に

今回のセミナーを通じて、インビザラインの治療の奥深さと、最新のデジタル技術を活かした診療の可能性を実感しました。

いいじま歯科クリニックでは、今後もインビザラインを含めた矯正治療の質を高め、患者さまにとってより快適で納得できる治療を提供できるよう努めてまいります。

矯正治療に興味のある方、アライナー治療についてもっと知りたい方は、どうぞお気軽にご相談ください。

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