地域一番実践会 経営塾ベーシックコース第3回を受講してまいりました!
皆さんこんにちは
いいじま歯科クリニックで勤務Drをしております渡部清人です。
この度、副院長の高瀬先生、勤務医の大藤先生とともに地域一番実践会主催の経営塾ベーシックコースに参加してきました。
本セミナーは、全4回で構成される勉強会で、今回はその第3回でした。経営塾では歯科医院を運営するうえで必要不可欠なマーケティングとマネジメントのことについて学びます。
最近では、歯科医師の99%は将来、経営者になると言われています。そんな中で勤務医のうちからこのようなセミナーに参加する機会をいただけていると思うと、院長先生をはじめ、先輩Dr、スタッフの皆さんには頭が上がりません。感謝です。
さて、今回の内容ですが、内容としては3部構成でした。
第一部では本セミナーに参加している他の医院さんの取り組み紹介でした。本当にどの医院さんも素晴らしい取り組みばかりで、皆さん患者様により良い医療をスタッフさんにはより良い職場を提供するために努力されているなと感じるばかりでした。当院もDr、スタッフが協力しながら、多くの取り組みを行っている自負はありますが、他院さんの素敵な取り組みを拝見すると、まだまだ伸びしろがあるなと感じますね!
医院でしっかり相談して、もっともっと患者さんに幸せになってもらえるような歯科医院を実現していきたいと思います!
第二部では、東京都ご開業のDental Tanizawa院長の谷澤先生より、ご講演がありました。Dental Tanizawaと言えば、地域一番実践会では言わずと知れた超有名歯科医院さんです。今回はその院長先生の貴重なお話を生で聞くことができて非常に勉強になりました。
第一線で活躍されている大変すばらしい先生ですが、開業医の先生としては比較的珍しい女性の先生です。ご家庭も医院も両立されていて、ご講演を聴いて大変感銘を受けました。ただ、そんな先生でも開業当時のお悩みや挫折を味わって今があるということを目の当たりにしました。そこで大切なのは結果が出なくても、めげずに着実に努力を続けることなんだなと痛感させられました。つらい状況でも周囲に感謝の気持ちを持ちながら、あきらめずに継続できるかが成功と失敗の境なのではないかなと感じました。
(チームのみんなです)
第三部では、キャンセル率ダウンのための取り組み、カウンセリングの重要性について学びました。どちらにも共通して言えることは、患者さんにどれだけわかってもらえるように伝えるかが大きな差につながるということです。
キャンセル率ダウンの取り組みを例にお話ししていきます。
残念なことですが、歯科医院を大好きな人はあまりいないのではないかと思います。それもそのはず、歯が痛くて困って受診したら、いきなり歯を削る治療が始まる可能性すらある場所です。「何かで困ってお店に行ったら、体の一部を削り取られました」なんて経験をしている方はほぼいないと思います。しかしながら、それが普通に起こってしまうのが歯科医院です。患者さんにとってのハードルが低いはずありません。我々も削らずに済むのなら削りたくないと思っています。心を鬼にして虫歯治療を行っても、なかなかそれが患者さんに伝わらないことは多くあります。
ただでさえ行きたくない歯科医院を、必要性も感じていない状態で通ってくださいと言っても、そりゃ患者さんがキャンセルしてもしょうがないというものです。行きたくない所に行く必要性を感じてもらうことが必要不可欠です。
やはりそこで重要になってくるのは説明とその丁寧さだと思います。
むし歯や歯周病が軽度のうちは、自覚症状がほとんどありません。ですから、食事も不自由なくできますし、見た目もほぼ気にならなかったりします。その中で、「治療が必要なので予約を取ってください」と言われるのと、写真付きで、どこに虫歯があって~と解説されながら、このまま放置するとどんな悪いことが起こるのか説明を受けてから、「治療の予約を取っていってくださいね」と言われるのでは、必要性の感じ方は全然違うのではないかなと思います。
医療人の考えている頭の中は一緒でも、患者さんへの伝わり方で、その患者さんが将来幸せになるのか、不幸になるのかが決まってしまいます。今回のセミナーで学んだ知識を活かし、治療や定期健診の必要性をどんどん発信していこうと思います。
今回も、非常に学びの多い勉強会になりました。かかわってくださったすべての方に感謝の気持ちでいっぱいです。
(チームメンバーと懇親会の様子)
次回はついに全4回の最終回です!今よりもさらに成長した姿で最終会に臨めるように精進します!
本日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。