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JIADSペリオ6ヵ月コース修了

こんにちは。いいじま歯科クリニック勤務医の大藤です。

4月22、23日にJIADSペリオ6ヵ月コース第6回目(最終回)の研修に参加してきました。最終回の1日目、2日目の午前はこれまでの講義内容の総復習と講師の先生方の長期症例(JIADSのキーポイントとなるLongivity)や歯周外科治療を行っている時の動画視聴を行いました。JIADSの3つのコンセプトである①清掃性の高い歯周環境

②精密な補綴修復③安定した咬合を的確に行うことができれば最低10年、そして15年、もしくは20年安定した口腔内環境を得ることができるのを講師の先生方の長期症例を見て学ぶことができました。

それともう一つ、講師の先生からのTake home Messageということで非外科治療のみで全顎的な歯周組織状態の改善が見られた侵襲性歯周炎患者さんの症例も見ることができました。先生は何が言いたかったのかというと、非外科治療(TBI、Sc、SRP等)は徹底してしっかりと行えばそれだけでもかなりの改善がみられるということ、また症例に応じて外科治療が適正なのか、非外科治療が適正なのかを見極めるのが大切だということです。見させて頂いた侵襲性歯周炎患者さんの症例は、年齢が若く治癒反応性が良いということはあるかもしれませんが、全顎的に水平性骨吸収であったということが非外科治療を選択した理由との事でした。講義でもありましたが、垂直性骨吸収は放置しておくと10年後には45~68%が喪失するというデータがあるため、症例を通して水平性骨吸収なのか、垂直性骨吸収なのか、垂直性骨吸収があるのであればどの治療方針で行くのかなどをコンセプトに基づいて見極めていく必要があることを学びました。

1日目の終わりに受講者修了式が行われ、立食パーティーではこれまでの講師の先生方とお話をしたり、写真を撮ったりすることができました。

2日目の午後は受講生の症例検討会があり、講師や受講生の前で症例のプレゼンテーションを行い、講師の先生方からアドバイスを頂くというものでした。

私も今後の治療方針でアドバイスを頂きたい症例を発表させて頂き、講師の先生方から様々なフィードバックを頂くことができました。緊張こそしましたが、私の中でとても良い貴重な経験となりました。

まず、全6回のJIADSペリオ6ヵ月コースを受講させて下さった院長先生、高瀬先生をはじめ、私の不在時に患者さんの対応をしてくれた他のスタッフの方々に改めて感謝です。

そして全6回の講義を通して、JIADSのコンセプト、歯周治療の可能性とLongevityを得るために大切なことを学ばせて頂き、そして大学同期との再会や他の先生方、講師の先生方との交流は本当に良い刺激をもらえました。私の歯科医師としてのラーニングステージはまだまだ麓ですが、今後もこの人と人との繋がりを大切にして学びの幅を広げていきたいと思います。

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