Biobloc治療導入セミナー(第2回目)
こんにちは。いいじま歯科クリニック歯科医師の腰越です。
昨年の10月に以前ブログにもアップさせていただいた清流塾セミナーの第二回目に参加させていただいたので、内容を少しご紹介させていただきます。
第二回目はバイオブロック装置の構造についての講義から始まり、実習にて実際のバイオブロック装置stage1の装着と、ワイヤーの調整方法を教えていただきました。
バイオブロック装置は写真のように、複数のワイヤーから構成される複雑な装置です。
中央のスクリューにより上顎骨の側方への成長を動かすとともに、カテナリーワイヤーを調整しながら上顎前歯部と上顎骨の前方への成長を促します。
カテナリーワイヤーを成長を促せるポイントに接触させるように調整をしていくのですが、上手く接触されていないとワイヤーが浮きあがってしまい前方成長の効果が得られません。かといって、ワイヤーを強く押し当てるように調整してしまうと、押された前歯に不要なダメージを与えてしまったり、前歯だけが唇側傾斜してしまい、顎の成長は促せていないなどのトラブルも起こりうるので注意が必要です。
ワイヤーの微細な調整で歯列に加わる力の大きさがまったく違ってきますし、口腔内の変化から顔貌の変化にまで影響を及ぼしてきますので、改めて技術と診断力が必要な難しい治療だと再認識しました。
確実に身に着けてよりスキルアップしていきたいです。
今回も講師である清水敦先生に懇切丁寧に講義・指導していただきました。
ありがとうございました。