ヤマダエンドレベルアップ・アドバンスコース受講
こんにちは
いいじま歯科クリニック副院長の高瀬です。
2月もヤマダエンドレベルアップ・アドバンスコースを受講しました。
今回は京都のセミナールームで神奈川県開業の寺内吉継先生のレクチャーでした。
寺内先生はエンド治療のスペシャリストで国内外でご活躍の先生です。
Vital Pulp Therapy(VPT)&Revascularization と題して覆髄・断髄と再生歯内量号(血管再生)について講義と実習を行いました。
海外での講演を多数行われており、現在の海外の状況なども詳しく伺うことができました。エンドとは関係ないところですが、コロナの海外での状況をさまざまなデータを示しながらエビデンスをもとに多くの情報を得ることができました。
断髄については手技を含め細かいところまで教えていただきました。
正しい診断にはCTを必ず使用すること。
断髄して歯髄を残すことの意義 根管を触らないことの優位性 側枝などの治療をすることを考慮すれば断然歯髄を残すことは有効である
覆髄より断髄の方が成功率は高い
断髄にはMTAが必須である
VPT後は補綴として咬合力のかかり方によって予後が変わること
ブリッジなどより単冠の方が予後が良い
クラウンの種類も歯の硬さを考慮するとゴールドクラウンが良いこと
臨床経験はもとよりエビデンスがどのようになっているのかをベースにお話が進んでいき非常に楽しく学ぶことができました
再生歯内療法は子供に対して根未完成歯、大人にたいしては外傷や吸収などに適応するものとなる。歯の中にいる歯髄幹細胞を救うことを目的にしている
いずれも模型を利用して実習を行い手技を学ぶことができました。
日々う蝕治療を行う中でこれらの治療を要する機会も多くあり、実際に行いながら一つでも多くの歯髄保存に努めていきたいと思います。