Biobloc治療導入セミナーを受講しました。
こんにちは。いいじま歯科クリニック歯科医師の腰越です。
昨年9~11月に埼玉で開催されました清流塾というセミナーに参加させていただきました。
当院にて行っているMRC治療において使用しているバイオブロック装置に対しての知識をもっと深めたいと思っているところにこちらのセミナーの開催を知り、参加させていただくこととなりました。
月に2日開催、計3回コースのセミナーです。9月に開催されました第一回目は、講師の清水敦先生による姿勢と口腔・不正咬合の密接な関係についての総論からはじまりました。
良いお口の条件の中に、①上下の歯は軽く触れる程度のところにあると良い。(食いしばりではありません) ②舌はスポットについていると良い。 ③常時口は軽く閉じている状態が良い。があげられ、これらが1つでもできていないと不正咬合の原因へとつながります。
本セミナーでは口腔内から範囲を広げ、良いお口の条件が守られていないと不正咬合へつながるだけでなく、口腔内から顎、顎から頭部、首、そこから全身へと影響が広がっていくということをお話していただきました。
例の一つとして、頭痛があります。
頭蓋骨は本来、左右の対称性が保持されて力学的に安定している状態ですが、不正咬合から顎のずれやゆがみなどがかかって顎関節の左右のバランスがくずれると、顎から頭部を支える筋肉と血管が圧迫されます。その間も心臓の鼓動は絶えず行われ、血液もあわせて絶えず送られてきますので、血管が圧迫されてうまく血液を循環できない部位が脈打つように痛み、頭痛となっています。
その他にも肩こりや首コリなども不正咬合による左右のバランスが崩れていることで周辺の筋肉に余計な緊張がかかることにより起こることがあるそうです。
不正咬合や習癖の改善は口腔内だけでなく、全身の健康状態を治癒することにもつながってくることを丁寧に教えていただきました。
また、口腔内・顔貌・姿勢の診査・診断方法も実習で教えていただきましたので、今後の診療に活用していきたいと思います。
第二回・第三回の内容についても後日お伝えさせていただきますのでよろしくお願いいたします。