青島徹児先生の【ダイレクトボンディング 前歯2日間コース】を受講してまいりました。
皆さま、こんにちは。 いいじま歯科クリニックで勤務医をしております、歯科医師の渡部清人です。
日々、多くの患者さんの治療を担当させていただく中で、私が常に心にとどめている想いがあります。
それは「可能な限り患者さんご自身の歯を残し、末永く健康で美しいお口元を保っていただきたい」ということです。
そのためには、日々進歩する最新の歯科医療技術を学び続けることが欠かせません。
今回は、私が先日参加してきたセミナーでの学びについてブログにてご報告させていただきたいと思います。
東京で受講した「前歯ダイレクトボンディング」2日間コース
今年の8月1日(土)・2日(日)の2日間、東京都品川区にある「エンビスタジャパン 東京エクスペリエンスセンター」へ行ってまいりました。
参加したのは、日本のダイレクトボンディング治療の権威である青島徹児先生による「前歯ダイレクトボンディングセミナー(2日間コース)」です。
全国から志の高い歯科医師が集まる中で、みっちりと最新の知識と技術を叩き込んできました。
そもそも「ダイレクトボンディング」とは?
「ダイレクトボンディング」という言葉、あまり聞きなじみがないかもしれませんね。
簡単に言うと、「歯の見た目や形を、特殊な高精度の樹脂(レジン)を使って直接お口の中でリアルに再現・修復する治療法」のことです。
むし歯の治療や、欠けてしまった前歯、歯と歯の間のすき間(すきっ歯)を埋める際などに用いられます。
実は、現在当院ではまだ本格的なメニューとしてダイレクトボンディングを取り入れておりません。しかし、この治療法には患者さんにとって計り知れないメリットがたくさん詰まっているのです。
💡 ダイレクトボンディングの3つの大きなメリット
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歯を削る量が極めて少ない(天然歯を守れる) 従来の被せ物(セラミックなど)の治療では、被せ物を載せるために健康な歯を大きく削る必要がありました。しかしダイレクトボンディングなら、悪くなっている部分や気になるところだけをピンポイントで修復できるため、ご自身の歯を削る量を最小限に抑えられます。
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もし割れたり欠けたりしても、大掛かりなやり直しが不要 万が一、年数が経って一部が欠けてしまっても、その部分だけをピンポイントで補修(リペア)することができます。再び歯を大きく削って作り直す必要がありません。
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通院回数が少なく、基本的に1日で治療が完了する 型取りをして型を技工所に送り、後日完成品を装着する…という工程がないため、多くの場合、1回の通院(即日)で見た目を劇的にキレイに仕上げることができます。
これらは、大切な歯を長持ちさせたい患者さんにとって、非常に魅力的なメリットではないでしょうか?
なぜセミナーを受ける必要があったのか?(術者の「技量」という課題)
これほど素晴らしい治療法ですが、実は一つ大きな課題(懸念点)があります。
それは、「術者(歯科医師)の手技や技量によって、見た目の美しさや長持ちするかどうかに天と地ほどの差が出る」ということです。
お口の中で直接、ミリ単位どころか0.1ミリ単位の緻密な造形を行い、本物の歯と見分けがつかない色合いを再現しなければなりません。さらに、お口の中という唾液や湿気がある過酷な環境下で、しっかりと歯に密着(接着)させる高度な技術が求められます。
つまり、知識と技術が不十分なまま行うと、すぐに外れてしまったり、境目から再びむし歯になったりしてしまうのです。
患者さんに最高の結果を提供し、安心して治療を受けていただくためには、妥協のないトップレベルの技術を正しく習得する必要がありました。
2日間のセミナーで学んだ「美しさ」と「長持ち」の秘密
前歯の治療における目的は、大きく分けて2つあります。 一つは「見た目を綺麗で健康な状態に治すこと」。 もう一つは「その綺麗で健康な状態が長持ちすること」です。
今回の2日間のセミナーでは、この2つを徹底的に追求してきました。
① 歯の形や色を「自然」に復元する方法
歯は単なる「白一色」ではありません。表面の透明感、内部の濃い色、光の反射など、複雑な構造をしています。
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歯の解剖学的な正しい形(盛り上がりや溝の再現)の理解
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歯の内部構造の解剖
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本物の歯と同じようなグラデーションや透明感を出すための「レイヤリング(色を層状に重ねる技術)」
これらを深く学び、まるで天然の歯がよみがえったかのような自然な仕上がりを作るテクニックを習得しました。
② 予後の良い(長持ちする)接着修復のやり方
どんなにキレイに作れても、すぐに取れてしまっては意味がありません。長持ちさせるための裏付けとなる科学的なアプローチも学びました。
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歯と樹脂を強固にくっつける「接着システム」の正しい選び方
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接着面の厚みのコントロール
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唾液や呼気による湿気を完全に遮断し、接着力を最大限に高める「ラバーダム防湿」の徹底

上記は少しイメージがわきにくいと思いますが、要するに材料の選び方と材料のポテンシャルを十分に発揮できる術野の確保の方法といったところです。
実習中心の濃密なカリキュラム
1日目は徹底的な理論と座学。2日目は実際に模型 を使い、技術を体得する実習でした。 工程ごとに講師の青島先生から直接チェックを受け、「なぜこの手順が必要なのか」「どうすればより精度が上がるか」を身体に叩き込んできました。




さいごに:当院のこれからの取り組みと、患者さんへの想い
今回のセミナーを通して、「術者の技量」という懸念点をクリアし、自信を持って患者さんにおすすめできる確かな手ごたえを得ることができました。
当院でも、患者さんの「できるだけ削りたくない」「綺麗に治したい」「忙しいので早く治療を終わらせたい」という多様なニーズにお応えできるよう、今回学んだダイレクトボンディングをはじめとした優れた治療法をどんどん取り入れていく予定です。
勤務5年目となり、これまで以上に地域のご家族の皆さまのお口の健康に責任を持ち、貢献していきたいという想いを強く抱いています。
「前歯の隙間が気になる」 「昔詰めたプラスチックが変色してきた」 「できるだけ歯を削らずにキレイに治したい」
このようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度お気軽に私、渡部までご相談ください。 患者さん一人ひとりの想いに寄り添い、お口の未来を見据えた最適な治療をご提案させていただきます。
今後とも、いいじま歯科クリニックをよろしくお願いいたします!



