ヤマダエンドセミナーに参加してきました その②
皆さんこんにちは
いいじま歯科クリニック歯科医師の渡部です。
10月9日、10日の二日間、東京で【ヤマダエンドセミナー ベーシックコース】に参加してまいりました。
前回もヤマダエンドセミナーの記事を書きましたが、今回もその続きです。
今回のセミナー参加で全6回のセミナー受講が修了となりました。
今回のセミナーでは、大臼歯の根っこの治療(根管治療)について勉強してきました。人間の口の中には、上下それぞれ14本ずつの歯(親知らずを除く)があります。歯には前歯、小臼歯、大臼歯と種類があり、大臼歯とは一番奥の2本の大きな歯です。
また、上の歯と下の歯では、同じ前歯、あるいは同じ奥歯(小臼歯・大臼歯)でも歯の形や、根っこの形が異なります。
今回勉強した大臼歯はすべての歯の中でも、根の形が最も複雑で、バリエーションも多彩なため、治療が難しい歯と言われています。
セミナーでは、実際の歯の形、根っこの中の管(根管)などが精巧に再現された、リアルな透明模型を用いて、実習を行いました。
天然の歯では、根管の中で器具がどんな風に動くのか見えません。そのため、根管の中で器具がどうやって動いているのかを想像して処置するしかありません。しかしながら、この模型を使えば、どんな動かすとうまく治療ができて、どう動かすと失敗するのか一目でわかるため、器具操作の理解が非常にはかどります。
難しい治療ですが、歯の構造を正しく理解し、正しいアプローチをすれば、良い治療結果を残すことができます。一人でも多くの患者さんの苦痛を取り除けるように日々邁進したいと思います。
受講した全6回のセミナーで、非常に多くの知識を得ることができました。県外の先生方とも交流することができ、非常に実りの多いセミナーでした。
セミナー参加を支援してくださった院長先生、スタッフの方々には感謝の気持ちでいっぱいです。あとは実際の臨床において、今回学んだことをどれだけ再現していけるかです。より良い治療を提供できるように、セミナーで学んだ知識を存分に発揮していければと思っております。今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
←セミナー講師の山田國晶先生(右)とのツーショット