歯科基礎知識のブログ

中心結節 ~歯の噛む面に角がある!?~

2013年06月21日

子供さんの歯を眺めてみてください。「歯の真ん中がとがっている」などと来院される患者さんがおられます。

 

それは「中心結節(ちゅうしんけっせつ)」といいます。歯が生えはじめたときに気がつくことが多いと思います。

糸切り歯(犬歯)と6歳臼歯(第1大臼歯)の間に生えかわる小臼歯と呼ばれる大人の歯にみられることがある歯の中央にある「角」のような形態のものです。

 

中心結節は小臼歯の中でも下顎の6歳臼歯の手前の歯(第2小臼歯)に1%強の割合で出現すると報告されています。100本に1本程度はあることになります。(2000年小児歯科学雑誌より)

 

中心結節2.jpg

では中心結節が何か悪影響を及ぼすものなのか?気になるところだと思います。これがあるから悪いものということではありません。ただし、図に示すように結節の中に神経があることが多く、万一折れてしまうと神経が口の中にむき出しとなるので、「冷たいものが凍みる」、「歯がズキズキ痛む」などむし歯で歯が痛むような症状が出る場合があります。

症状が出てしまうと神経に対する治療を必要とすることがあります。

 

早めの予防を!!

中心結節を見つけたら、早めに折れないように補強することをお勧めします。

 

どんなことをするか?

中心結節のまわりをプラスチック(レジン)の材料を使って埋めることで補強でき、折れなくなります。歯を削ることなく予防できます。

 

歯は生えかわりや、成長などで噛む場所が変化します。いったん中心結節を埋めてしまったからと言って安心というわけではありません。上下の歯でしっかりと噛むようになってくると力が加わり結節が欠けてしまうことがあります、補強した後も時々歯科医院でチェックを受けることをお勧めします。

PageTop